面白判例1 ~ときめきメモリアル事件~

こんにちは。

 

今回より、個人的に面白いなと感じた、判例や判決を紹介したいと思います。

 

 

記念すべき第1回は、ときめきメモリアル事件”(以下”ときメモ事件”)です!

 

 

ときめきメモリアル”とは

皆さん、”ときめきメモリアル”を知っていますか?

 

Wikipediaより、引用しますと以下の通りです。

 

ときめきメモリアル』は、1994年5月27日に、コナミ(現・コナミホールディングス)からPCエンジンSUPER CD-ROM2向けに発売された、恋愛シミュレーションゲーム。なお、2006年3月31日の持株会社化に伴い、版権はコナミデジタルエンタテインメントに移っている。

 

このゲームの主人公(プレイヤー)は架空の私立高校「きらめき高校」に入学した男子生徒である。主人公は、「卒業式の日に、校庭のはずれにある樹(伝説の樹)の下での女の子からの告白で生まれたカップルは永遠に幸せになる」というきらめき高校の伝説を聞く。

勉強、スポーツ部活動などに取り組み主人公の能力値を高め、幼なじみで憧れのヒロイン・藤崎詩織の理想に近付け、さらにはデートを重ねて親しくなり卒業式の日に伝説の樹の下で彼女からの告白を受けることが目的である。もっとも『ときメモ』にはゲームらしい仕掛けがあり、藤崎詩織以外の女の子は主人公のどれか1つのパラメータに反応してくるのだが、彼女だけはオールマイティに成長した主人公でないと相手にならない[6]。 

 

少し古いゲームですが、最近でも、実況者の方がプレイ動画を投稿していたりして、面白いですよ!

 

 

ときメモ事件”について

ときメモ事件(最高裁平13年2月13日)は、同一性保持権の侵害が問題となった事件です。

 

ときメモのゲーム会社が、セーブデータを改変したメモリーカードの販売は違法であるとして、訴えを提議しました。

 

簡単にハッピーエンドになれるよう、パラメーターが高い状態でセーブしたメモリーカードが製造、販売されていた、ということです。

 

結果は、上訴もありましたが原告であるゲーム会社の勝利に終わりました。

 

 

判決文

私が面白いなと思った、実際の判決文を引用しておきます。

 

1 事案の概要
 本件は,コンピュータ用ゲームソフト「D」(以下「本件ゲームソフト」という。)
について著作者人格権を有する被上告人が,商品名「X-TERMINATOR PS版 第2号
 E」というメモリーカード(以下「本件メモリーカード」という。)を輸入,販
売する上告人の行為は,被上告人の有する同一性保持権を侵害するものであると主
張して,慰謝料を請求する事案である。
 原審の適法に確定した事実関係の概要は,次のとおりである。
(1) 被上告人は,本件ゲームソフトについて著作者人格権を有する。本件ゲー
ムソフトは,ゲームを行う主人公(プレイヤー)が架空の高等学校の生徒となって
,設定された登場人物の中からあこがれの女生徒を選択し,卒業式の当日,この女
生徒から愛の告白を受けることを目指して,3年間の勉学や出来事,行事等を通し
てあこがれの女生徒から愛の告白を受けるのにふさわしい能力を備えるための努力
を積み重ねるという内容の恋愛シミュレーションゲームである。
 本件ゲームソフトにおいては,プレイヤーの能力値として9種類の表パラメータ
(体調,文系,理系,芸術,運動,雑学,容姿,根性及びストレス)及び3種類の
隠しパラメータ(女生徒のプレイヤーに対する評価を示すときめき度,友好度及び
傷心度。以下,表パラメータと併せて「パラメータ」という。)の初期値が設定さ
れている。そして,プレイヤーが選択できるコマンドが予め設定されるとともに,
コマンドの選択により上昇するパラメータと下降するパラメータとが連動するよう
に設定されており,プレイヤーが到達したパラメータの数値いかんにより女生徒か
- 1 -
ら愛の告白を受けることができるか否かが決定される。本件ゲームソフトにおいて
は,初期設定の主人公の能力値からスタートし,あこがれの女生徒から愛の告白を
受けることを目標として主人公自身の能力を向上させていくことが中核となるスト
ーリーであり,その過程で主人公の能力値の達成度等に応じて他の女生徒との出会
いがあるという設定となっており,そのストーリーは,一定の条件下に一定の範囲
内で展開されるものである。  (引用元はこちら

 

実際の法廷で厳粛な雰囲気の中、裁判官の方がこの文章を読んでいたと思うと、笑ってしまいます。

 

みなさんはどう思いますか?

 

 

終わりに

拙い文章でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

これからも気になる判例を見つけたら、紹介していこうと思います。

 

感想等ありましたら、ぜひコメントください。

お待ちしております!

 

ありがとうございました!